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初めての塗装 : 業者選びのポイントは?

外壁塗装業者選びははここを押さえたい!4つのポイント

1.建設業の許可、瑕疵保険登録の有無

外壁塗装工事を含む500万円を下回る建設工事では、特に建設業許可を取得する必要がありません。
ですが県知事許可を取るためには、5年以上の経営業務の管理責任者の経験があることや国家資格または10年以上の実務経験が必要になってきます。
住宅などを塗り替えするには特に建設業許可は必要ありませんが、塗装工事を請け負える業者の数からすると大きな判断基準になります。
許可の有無は、その会社の資金力や社会的信用がわかります。

また、リフォーム瑕疵保険登録事業者の登録には経験のない業者によるずさんな工事や、必要のない高額リフォーム、外壁塗装工事契約後に追加工事の強要といったトラブルの多発防止を図る為にいくつもの審査があります。

瑕疵保険登録の有無は優良店かどうかの判断基準にもなります。

2.塗装会社の実態

外壁塗装工事の契約の多くは施主の自宅で行います。始まりから終わりまで業者の実態は明かされることが無く、業者の店舗や倉庫が無いこともあります。塗装業にも種類がありますが、特に戸建ての外壁塗装は塗装職人の初歩的技術。また創業に他業種に比べるとコストがかからないため一通り覚えると多くの職人が独立開業します。開業も閉業も簡単な業種の為、外壁塗装工事は工事後のトラブルが多く、塗り替えをやって終わりではなくその後のメンテナンスが重要になってきます。 塗装業者の実在の有無、会社の継続年数は業者選びの大きな判断基準になります。 

また、塗装工事を施工する会社か請け負う会社なのかは注文した工事の内容に差が出てしまうこともあるようです。

3.会社に職人が在籍しているか

塗装会社でも実際は外壁塗装工事を行う職人が在籍していなく、工事の受注のみ行い工事は下請け業者に丸投げするといった業者も存在します。現場の監理不足による工事内容の相違が出ることもあり、できれば自社に職人が在籍する会社が望ましいです。

職人の技量を測るには、施工可能な塗装技術の種類(吹付塗装、室内塗装、特殊塗装等)や塗料メーカーの責任施工店であれば建物に合った様々な提案を受けることができます。

また、国家資格である一級塗装技能士の資格の有無は業者の判断基準になります。

 

4.見積もりには詳細が記載されているか

外壁塗装は仕上がったものが商品であり、見積もり段階では商品が目に見えません。塗装会社が提出してくる見積書は商品が出来上がっていないからこそ、丁寧に作られた見積もり書類が判断するポイントになります。 外壁塗装の見積書には専門用語がいくつも出てきます。専門用語を理解するのも重要ですが、数量や項目を短縮している見積書には注意が必要です。業者は現地調査で測量したものを持ち帰り建物にあった工法を考え、数量を算出しますが詳細を出すのに数日の時間を要します。細かく記載された見積もり書からはその塗装業者の外壁塗装の品質が表記されます。
表紙には工事名称、工事場所、作成日、工事金額、有効期限や工事条件。
内訳明細書に工事項目別の数量、集計金額等、進むにつれ細かく表現されます。
 

塗り替えリフォームを依頼できる業者のメリット・デメリット

1ハウスメーカー、工務店

メリット

建物のプロで塗装以外でも適切なアドバイスを受けることができる。

デメリット

職人を抱えていないため中間マージンが発生し、高額になることが多い。

2インターネットの集客サイト

メリット

第三者の仲介があり、簡単に相見積もりが取りやすい。

デメリット

業者から手数料を取っている場合が多く、そのマージンが見積もりに加算される。

3地域の専門業者

メリット

専門知識が充実している。直接依頼することで品質、安価に期待ができる。

デメリット

同時に専門外の工事をする場合に知識が偏っている場合がある。

各専門業者のメリット・デメリット

1営業専門業者

メリット

シュミレーションなどの提案を得意とする。

デメリット

価格が高いことが多く、工事管理ができていないと低品質の工事になる。

2下請け手間業者

メリット

価格が安い。工事期間が短い。

デメリット

下請けで培った速さゆえ、同業が見ると「なんだこれは」な工事が多い。

3職人直営店

メリット

直接工事により適正価格で品質の良い工事が期待できる。

デメリット

特になし。

安い塗装は要注意!外壁塗装のセルフチェック

『外壁塗装工事のセルフチェック』

職人が現場作業を行うということは、職人の性格や経験により仕上がりや持ちに違いが出てきます。
近年、外壁塗装工事は様々な窓口で注文することができますが、それほど様々な専門外の業種が工事を請け負っているということで中には業界のイメージを悪くするような業者もいるようです。安くとも高額な外壁塗装工事、失敗しないためにもお施主様自身でセルチェックをお勧めします。
 

その11回塗り仕上げ

メーカーの標準仕様通りにいくと、少なくとも上塗りは2回塗りが塗装の基本です。
塗装は塗膜をつけて素地を守りますが、薄い膜は劣化すると素地に近くなります。安価な塗料でも十分に塗っておくと、樹脂が劣化し始めても膜厚があるため素地が出てくるのに時間を要します。
抜けが無いようにタッチアップという手直し工程もあり、仕上がった後に下地が見える場合は塗布回数が守られていない可能性があります。

その2使用缶数と希釈率

塗料はメーカーで標準塗布料、希釈率というものが定められています。
どんな優れた塗料も、これを守らないと十分な耐久性が得られません。
希釈は刷毛ムラを目立たなくしたり、塗りやすさを出す為必要なことですが、必要以上の希釈をすることで塗料の性質は極端に低下します。
外壁塗装や屋根塗装を行う際は、使用する缶数を確認しましょう。
見積もり書記載の数量が実際の塗装面積の場合、塗装面積÷約100㎡/缶でおおよその使用する缶数が割り出せます。

その3高圧洗浄

外壁塗装工事が始まるとまず最初に高圧洗浄作業という大事な工程があります。密着不良を防ぐことが洗浄作業の目的です。
高圧洗浄はエンジン駆動式の洗浄機を用い、150Kg/c㎡の水圧でホコリ、苔、粉化した塗膜などを洗い流していきます。塗装の下地には汚れや埃、なるべく綺麗な方が望ましく35坪程のお宅で屋根と壁を洗うのに丸1日を要します。
高圧洗浄作業の工程は塗り替えにおいて大事な工程になります。

その4シーリング(コーキング)

外壁材に水などの侵入を防いだり、外壁材の緩衝材の役目もする目地のシーリング材(コーキング材)。
ゴムのような材質で経年により弾力あるものはやがて硬くなり、亀裂が入ることがあります。
打ち替えは、使用するシーリング材の専用プライマー(接着剤)、ゴムの性質上2面で接着で施工する必要がある為にボンドブレーカーやバックアップ材などを目地底に入れます。仕上がりに影響が出ない場所は工程を省略されやすく注意が必要です。シーリング工事は外壁の塗装と同じくらい重要な作業工程になります。

その5養生や見えにくい箇所

屋根の上や、窓サッシの天端、しゃがんだり覗き込まないと見えない場所では作業を省略されてしますことがあります。
外壁塗装工事では、塗らないところや汚してはならない場所に養生作業を行いますが、作業が丁寧な職人さんは養生をとてもきれいにします。
テープの貼り方ひとつでも職人さんの性格が出てしまうようです。

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