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HOME > 現場日記 > 雨漏りの診断から修繕工事までの一連の流れについて解説します
現場日記
雨漏りの診断から修繕工事までの一連の流れについて解説します
雨漏りと言うと天井から水が滴ってくる状態を想像されるかもしれませんが、実際にはそのようにはっきりとした目に見える症状になるまでにはかなりの時間がかかります。
一般的には、天井や壁紙にシミができていることで気がつく人が多いです。
場合によっては、カビ臭いと感じることで雨漏りが判明することもあります。
そのような症状が見られたら確認のために業者に相談しましょう。
自分で確認することも可能ですが、雨が降っている時でないと目視できないため、かなり時間がかかってしまいます。
この記事では、雨漏りの診断から修繕までの流れを解説します。
□診断の方法
業者はいろいろな方法で診断を行います。まずは無料で行える範囲として目視点検があります。
コーキングの浮きやシーリングの劣化などは原因のひとつです。
外壁や屋根のひび割れや欠けなども、水が侵入しやすい状態と言えます。
目視で大体の場所を確認できたら、より詳細な調査を行います。
この作業からは道具を使うことになるので、有料になります。
水を使わない方法として、赤外線サーモグラフィー検査があります。
赤外線カメラの熱による見え方の違いにより、目に見えない雨漏り箇所を可視化することが可能です。
また、部分的に水をかけて水の入り方を確認する散水調査もあります。
レインボービュー検査は色のついた検査液を流して実際の水の流れを特定します。
検査薬は、紫外線を当てると発光するので明確に流れがわかります。
□見積りと契約
調査の結果によって、見積もりを行います。雨漏りの範囲や進行具合によって費用は変わってきます。
考えられる施工方法をいくつか紹介されるので、予算や都合に合わせて検討するのがよいでしょう。
金額的に高く思えるような提案があるかもしれませんが、耐久性などを考えると結果的に安くなるようなこともあります。
気軽に業者に問い合わせてみてください。
□施工
契約が済んだら施工に移ります。工事内容としては、塗装や葺き替え、カバー工法などがあります。
塗装の場合は、修復箇所を洗浄してきれいな状態にすることから始めます。
そして、防水コートの下地塗装を行い、防水効果を高めます。
その上で塗装をして完了です。
安価で早くできますが、その分耐久性に問題があります。
一方、根本的に屋根部品を交換するのが葺き替えです。
一度屋根を剥がして新しい鋼板や瓦などを取り付けます。
新しい物と交換するので高い効果も耐久性も期待できます。
屋根を二重にするカバー工法も選択肢の一つです。
既存の屋根に新しい屋根を被せて二重構造にする方法もあります。
元が瓦の場合は適用することができませんが、被せることで完了するので短期間で済ませることができます。
断熱効果も高まるので一石二鳥です。
□終わりに
これが雨漏りの修繕工事の大まかな流れになります。修繕工事をお考えの方は、是非参考にしてください。
2019年1月29日 06:00